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ヘマトコッカス藻由来濃縮アスタキサンチン抽出(アスタリールオイル50F)の単回経口投与毒性試験1)。医薬品GLP適合施設において、非GLP試験として実施された。アスタリールオイル50F (アスタキサンチン−フリー体)の2000mg/kg(100mg/kg)を6週齢のSD系ラットに単回経口投与し、その毒性を検討。対照群には日局注射用水を同様に投与。動物数は1群雌雄各5匹とし、投与後14日間の観察を行った。観察期間中、各群の雌雄ともに死亡は認められず、一般状態観察において投与後2日の観察で被験物質混入便が2000mg/kg群の雌雄に全例、軟便および肛門周囲の汚れが雄の1例に認められた。投与後3日以降の観察には異常変化は認められなかった。体重は、雌雄いずれも対照群と同様な増加を示し、両群間に差は認められなかった。観察期間終了時の剖検では、各群の雌雄とも異常は認められなかった。本試験条件下で、アスタリールオイル50F(アスタキサンチン−フリー体)の概略の致死量は、雌雄ともに2000mg/kg(100mg/kg)を越える用量と判断した。
急性毒性に関する文献
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